アラフォー女子、時々乙女な私の日記

いくつになっても女の子でいたい、そんな私の日々の想いと本音

今日という日

9年前のこの日

今日と変わらず普通に出勤してた

 

そういえば

まだパート勤務だったなぁ

 

地震のあと

海に比較的近いけれど

高台にある勤務先周辺は

海岸近くの会社の緊急避難先になっていたらしく

大渋滞していた

 

中学生だった娘

小学生で部活の最中だった息子たち

 

危険だからと迎えの連絡網がまわるものの

混線状態で全員に連絡もいかず

それぞれに声を掛け合っていたのを覚えてる

 

緊急事態だと会社を閉めて

それぞれ帰途につくのだけれど

途中の川に架かる橋は

いつ津波で溢れた水が路面に達するか

というほどだった

 

幸い

私達家族やごく親しい人は

生活に不便があるくらいで

大した被害はなくて済んだけれど

停電でテレビもつかず携帯もつながらず

ラジオからの情報で

被害状況を想像するしかできなかった

 

 スーパーでは何とか食糧を確保しようと

大混雑するなか

お米はあった我が家は

お味噌とお醤油といった基本の調味料と

少しの食糧だけを買った

 

とりあえずそれだけあれば

焼きおにぎりくらいは作れるから

余分なものなんか要らない

あの時そう思った

 

非日常のなか

思ったよりも冷静だった自分に

今さらながら驚いてる

 

日々の記憶はボンヤリしてきてるのに

意外と覚えているものですねw

 

振り返りというと

悲惨な嫌な光景を浮かべたり

また映像で流れたりもあるかもしれないけれど

こうして乗り切ってきた

ここまで進んできた

 

そういう道程に視点を向けたい

 

まだまだ傷の癒えない人も多いだろうけど

今こうして生きていることに感謝しつつ……

 

あの時、津波被害のあった場所を走って帰ります